新築の設計と施工、あとリノベーションや店舗設計なども行っています。うちの一番の特徴は「大工工務店」という点ですね、私も大工ですし全員ではありませんが社員も大工です。なので技術はあるので特殊なリノベーションの依頼もあります。

大体年間で10棟くらいですね。価格帯は例えば平屋の建築部分で2400万円程度です。うちは性能にもこだわってますし、設計力と施工の技術力は他に負けない自信があるので、決して安くはないですが価格を超えるいいものをつくっています。

M図ならではの魅力でいうと、やはり大工が設計・施工・運営するという点で性能と技術の高さは自信があります。省エネや耐震も追求しているので。あとは営業がいないのでその辺りのコストを抑えられる点や、面白いことを色々やってるところですかね（笑）地域の活性化につながる新しい挑戦は常に何かやっています。宮崎の子どもが大きくなった時、宮崎で住めて働けて活躍できるそんな環境をつくりたいと思っているので。

SNS（Facebook、Pinterest、Instagram、LINE）を使って認知活動をしています。HPからの集客も増え、オープンハウスなどのイベントにたくさんご来場いただいています。また、最近お客さまの紹介も増えてきたのが嬉しいですね。

設計ではないのですが一番印象に残っているのは、まだ見習いの大工の時に初めて「墨付け」をやらせてもらった時は忘れられないですね。今でもたまにその家を見に行くんですけど、見るたびに初心に返ります。本当に嬉しかったのを覚えてますね。

人材育成が今、一番の課題です。私たちが目指すのは、図面を引くことができ、お客様との関係を築くこともできる、そして難易度の高いフルリノベーションも担うことのできる、そんな大工の育成です。そこまでいくには20年ほどの修行が必要ですが、うちは大工の仕事だけじゃなく工務店としての業務もありますから、教育の仕方や指標といった仕組みづくりを模索しているところです。大工という職業をなくしたくないですし、素晴らしい職業だと思っているので、若い人たちに繋いでいくためにも、がんばります！

次世代に感謝される家をつくることですね。例えば、今建てた家が50年後は築50年の家になって子供に託した時に、迷惑がられるか感謝されるかのどちらかだと思うんですよ。なので、うちがつくったりリノベーションする家は、次世代に残した時に喜ばれる家になることを目指しています。

家づくりは一生のうちの一大イベントなので、お客さまにも家をつくる過程のストーリーから大切にしてくださいと伝えます。また、工務店はつくって終わりではなく、そこからも一生涯の付き合いができるような信頼できるところを見つけて欲しいです。

「拠点」かなと思ってます。拠点から働きに行ったり遊びに行ったり、全てにおける要の場所だと思うんですよ。安心できてパワーを充電できる唯一の空間ですし、家族が一番長い時間を過ごすところなので、100年後の家族も安全で快適に過ごせる拠点であるべきだと思っています。