一般住宅や集合住宅、介護や医療施設、社寺仏閣、商業施設など様々な設計と施工を行っています。今までは社寺仏閣が一番強みだったのですが、一般住宅の性能、品質の向上にも近年力を入れて取り組んでます。

おかげさまで創業54年となりましたので、それまで培ってきた実績も多く地域の方との信頼関係も築けているのが魅力と言えるのではないでしょうか。今まで経験させていただいたノウハウや伝承された技術をさらに進化させて建物を通して、地域の未来に貢献していきたいと思ってます。

住宅に限定していうと、年間で5〜6棟ですね。価格帯は2000万後半が多いと思います。

どの家も印象的で一つ一つ思い入れがありますが、2年くらい前に家を建てたお客さまから聞いたのですが、冬の寒い日に家に帰るときに「早く幸せなところに帰ろう！」と親子で言ってたと聞いて、心から嬉しかったですね。自分が作りたかった家を作れたんだと実感しましたし、性能の良さは住んでみないと実感できないので、お客さまにとって幸せな場所をつくれたのは、この仕事しててよかったと思った瞬間した。

今は住宅にしか全館空調システムを採用できてないので、将来的には介護施設などにも取り入れられるようにしたいです。医療施設や介護施設、保育園こそ常に綺麗な空気が循環していて、温度が均一で快適な空間で過ごして欲しいと思うので。また、そのためにもより性能を追求し、価格も低価格でつくれるように切磋琢磨していきたいです。

家を建てるのは一生のうち一番高いお金を使うので、とても決心がいりますし色々迷うと思います。作り手側として思うことは、家を価格の安さだけで決めてしまうのは危険です。家は、40〜50年と長く住む大切な場所ですし、安くつくって長い期間我慢するのか、つくる時に妥協せずに長く快適な家に住むのか、予算もあると思いますが、その中でどんな家に住みたいかをご家族でじっくり相談して決めていただきたいと思います。

家族が一番安らげる場所だと思います。当たり前と思われるかもしれませんが、家族が健康で安心して快適に過ごせる場所というのは、家の性能がしっかりしていないと実現しません。断熱がきちんとされていないと、夏は暑く冬は寒く、ヒートショックなどの危険性もありますし、結露が起こりカビが生え健康に影響が出てしまいます。耐震に関しても同じです。家の性能を無視すると家は危険な場所にもなってしまうので、私がつくる家は安心安全で安らげる場所にしたいと思っています。